「ユーモアはセンスではなく、スキル」、その能力は、ユーモアスキルとして磨くことができます。「人を笑わせる能力」や「人を楽しませる能力」は、相手とのコミュニケーションを図るにあたり、魅力的なスキルであることはいうまでもありません。
ユーモア・スキルトレーニングでは、例えば、相手に気持ちよく、そして楽しくコミュニケーションをとってもらうための能力である「フォロー力」も重視しています。具体的には、ツッコミ(フォロー)を入れる力であり、リアクションを上手く取るための力です。テレビ番組における司会やひな壇の役割、新喜劇が絶対にすべらない秘密、笑点の大喜利はなぜいつもウケるのかなど、現役のお笑い芸人、かつ笑いと教育の研究者である講師の下、笑いの技術を取り入れたワークからユーモア・スキルを学びます。
詳細情報
コミュニケーションはすべて「即興」である
我々は日常、コミュニケーションを即興で行っています。コミュニケーションに台本は存在しません。ゆえに、いつの場においても即興力を発揮し、また、ユーモラスで場を和やかな雰囲気にできる人に、憧れを抱く人も多いのではないでしょうか。
日本即興コメディ協会では、日本初の試みとして、「人を笑わせるスキル」の尺度化(ユーモア・スキル)を実現し、それに基づく能力開発・育成に向けた講座を、即興(インプロ)コメディの中で行っていきます。
ユーモア・スキルとは?
我々が提唱する「ユーモア・スキル」は、以下の4つです。
- 第1因子 表現力 笑い表現(反応)を行うための声や表情・動きまたは意欲を司る能力
- 第2因子 創造的思考力 ユーモアを感じ取る(生み出す)ために視点を変えて思考する能力
- 第3因子 コーピング力 ユーモアを感じ取る(生み出す)際に生じる緊張や不安に対処する能力
- 第4因子 論理構成力 ユーモアを表現するための論理の構成または立て直しを司る能力
この4つの能力をバランスよく高めていくことで、日常のコミュニケーションにおける悩みを「笑いの力」で解決していくことができると考えています。また、「ユーモア・スキル」を育成していくために、即興(インプロ)コメディに基づくゲームやワーク、即興コントなどを行っていきます。