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心理的安全性フェス 講師インタビュー: 近藤 昇久さん

心理的安全性アンバサダー9期のいけちゃんです。


心理的安全性フェスティバルで講師をされるアンバサダーにインタビューし、セミナーやワークショップの魅力についてお伝えしたいと思います!


今回は、近藤 昇久さん(こんちゃん)にお話を伺いました。

講座名:『心理的安全性×人的資本経営
Day1: 2021年12月18日(土) 19:10~20:10
【A-1】セミナー/psfes-konchan-02/

講座名:『心理的安全性を阻む心の中の悪魔
Day2: 2021年12月19日(日) 19:50~20:50
【A-2】ワークショップ

こんちゃんは今回のフェスでは18日と19日にプログラムを行います。

最初に18日の「心理的安全性×人的資本経営」のワークショップについて伺いたいと思います。

こちらのワークショップでは心理的安全性と人的資本経営がテーマとなっていますが、最初にこのテーマを扱われる背景についてお聞きしても良いですか?

経済産業省が発表した伊藤レポートにもあるように今までの企業経営はモノやカネといった有形資産に価値をおき、人はコストとして捉えられていました。

しかし今はヒトを資本とした人的資本による価値創造に関心が向けられる時代へと変化しています。

企業の価値を高め、成長を促すのは無形資産の中核となるヒトであるということです。

その中で組織として自由にアイディアを生み出すためには、その土台の要素となる心理的安全性が必要だと感じ、このテーマを扱うことにしました。

企業の価値が有形資産ではなく、価値ある成果を生み出すヒトにフォーカスされるようになったということですね。

そうですね、今まではトップダウン式で上からの指示に従うのが正解とされていましたが、今は実験して試しながら答えを探していく正解のない時代へと変化しています。

その中で正解を出すためには自由な発想で意見を言い合い、クリエイティビティを発揮することが重要です。

お互いの意見や考えを出して正解を探していくことが大切ですね。それと同時に対立を恐れず、意見を交わすのはどんな組織にとっても課題のように感じます。

意見や考えを引き出すにはお互いの価値観を尊重し、共有することが必要です。

そのためには心理的安全性が欠かせません。心理的安全性という土台がなければ持続的な成果は成り立たないんです。

ある研究では心理的安全性が高まると、人は幸福感を感じて生産性が高まると言われています。主観的な幸せや心の豊かさが成果に繋がることを考えると心理的安全性が成果を生み出すための大切な要素の一部だと言えます。

心理的安全性の必要性や対話の重要性について改めて考えさせられます。今回のワークショップでは特にどんな方に参加してもらいたいですか?

リーダーやマネージャーの立場の方にぜひ参加してほしいですね。
特にリーダーやマネージャーたちの中には組織としてどうやって成果をあげたら良いか悩むこともあると思います。売上や利益という成果を出すために、人を犠牲にしてしまったり組織の誰かにしわ寄せがいってしまったりする場面が少なからず出てきます。
今回のワークショップでは参加者の方と対話をしながら、組織のメンバーにしわ寄せを押し付けないための新たなアプローチについて考えます。その中で組織を作るためのヒントを得て職場で活かしてもらえたら嬉しいです。


それでは続いて、19日のプログラムについてお伺いします。

心の中の悪魔というタイトルにドキっとしました。私たちの心の中に心理的安全性を阻むどんな悪魔がいるんでしょうか?

悪魔と表現していますが、誰しもが持っているバイアスという認知のゆがみ、思考のクセのことです。
バイアスは生物の本能として身を守るものにもなりますが、時にコミュニケーションにおいて、悪魔のようにこっそりと気づかれないうちに悪の方向へ引き寄せてしまうことがあります。

気付かないまま、私たちは何かのバイアスにかかっているものです。

ある一つの物事に対して「自分は正しい。相手も同じように思っているだろう」または逆に「自分は正しい。相手の考えは間違っている」と思い込んでしまいがちなのも、一種のバイアスなんですね。

たしかに自分の基準を相手に当てはめて考えてしまいがちですね。

今回のワークショップでは日常の言動から自分や相手のバイアスを知り、コミュニケーションの質を高めるための対話を行います。

私も参加される方との対話を通して理解を深めたいと思っているんです。

自己理解と他者理解を深めるワークショップですね!

自分にもバイアスがあるように、相手には相手のバイアスがあることを認識するだけで、コミュニケーションの質は上がります。さらに質を高めるためには、相手がなぜそう思うのか一歩踏み込んでいくことが大切です。

表面的な言葉だけを拾ってしまうと衝突の原因になりますが、相手がどんな経験をしてきて、どんな暗黙の前提を持っているのか、言葉の背後にあるものに目を向けることができると相手への理解が深まります。

表面の言葉にとらわれていたような気がします。コミュニケーションの質を上げるには言葉の背後にあるものを汲み取る力が必要ですね。

相手や自分が普段何気なく使っている言葉にバイアスが隠れていることがあります。

保護者の方や学校の先生が子どもたちにかける言葉にバイアスがかかっていないか振り返ることは重要ですし、子どもたちもバイアスの存在について知っていれば相手への理解を深め、心理的安全性を醸成する助けになると思います。

普段使う言葉を通してバイアスに気付くことが大切ですね。気付きを得ることで、同じような言葉を発する時に気をつけようという気持ちになります。

それでは最後に参加される方にメッセージをお願いします。

仕事でもプライベートでもコミュニケーションの質を高めるというのは自分と相手を理解することでもあります。

どちらのワークショップも心理的安全性の醸成するための方法や自分や相手を理解するためのヒントや気付きとなる情報を提供できると思いますので、ぜひご参加ください。

こんちゃんのお話を伺って自分の普段のコミュニケーションについて振り返ることが大切だと感じました。どちらのワークショップもコミュニケーション質を高めてくれる情報が満載です。皆さまのご参加お待ちしています。

またお知り合いやお友達でこうした情報を必要としている方がいらっしゃればワークショップの情報をシェアしてもらえると嬉しいです。

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