はじめまして、日本即興コメディ協会代表の横内です。
このblogは日本即興コメディ協会が協賛する『芸人インプロ部』について私の個人的な感想、考察を書いていくblogです。
簡単に筆者の自己紹介を・・私は大学の演劇部で演劇を始め、日活芸術学院や黒テントアクターズワークショップを卒業し、2002年よりインプロ(即興演劇)に携わりました。2012年よりインプロカレッジの代表をしています。13年間で観たインプロショーは150本ぐらいかと思います。大体月一本ペース、多い時で月4本ぐらい・・・お誘いを受けて観に行ってます。全国的ではなくほぼ東京だけです。
(余談ですが・・・私が始めた頃に比べると全国的にインプロチームが増えました。私の地元の香川にも、一昨年、即興演劇シーソーズという愛媛県と香川県で活躍するチームが出来ました。日本にインプロが来て22年になりますが、少しづつ全国でインプロショーが見られる環境が整ってきたと思っています。と言いましても東京で約20〜30団体ぐらいが定期的に活動し、全国合わせると50団体ぐらいではないでしょうか。ここの数は定かではないので少しづつ日本即興コメディ協会でも調べていきたいと思っています。)
第1回目芸人インプロ部集合写真です。
左上から、五島麻依子さん(大吟嬢)、松村祥維さん(ウェンディ)、橋本和樹さん(ドロップバギー)、井口敏男さん(トゥインクル・コーポレーション所属)、うえぽん(さむらいサーカス)さん、山本偉地位さん(トゥインクル・コーポレーション所属)、
左下から、デラローサさん(ジャンポール)、矢島さん(モクレン)、カイさん、竹内クルミさん(オルカ)、私、野村さん(モクレン)
さて、芸人インプロ部に話を戻したいと思います。今回は第一回目の芸人インプロ部を振り返りながら芸人インプロ部の概要を書いていこうと思います。
芸人インプロ部は2015年6月28日にvol1を開催し好評のうちに終わりました。記念する第一回目の公演には私も出演させて頂きました。歌舞伎町にある新宿fuプラス803号が会場で、この会場は稽古場やワークショップにも使われ、小さいにも関わらずシャワールームまである施設です。そこで衝立をハケがわりにして、お笑いコンビ『モクレン』の2人も合わせると12名の大所帯での初公演でした。約20名近くのお客様と一緒に、ほぼインプロ初めての若手芸人ばかりがインプロに挑戦しました。
あのときの緊張感は言い表せないものがあります。なぜなら、開演の少し前に開場に入り、1時間〜1時間半のインプロワークを受けて、そのままインプロショーに突入するという前代未聞のイベントだからです。但し、インプロショーもインプロワークの延長戦上で公開稽古、公開ワークショップの形で進めていきます。
ファシリテーターの野村くんが芸人さんが初めてやるであろうゲームを、野村くんののんびりした、そして愛嬌のある間合いで進めていきながら、ときおり激しいツッコミを受けながら進行していきます。まず野村くんが開演後、お客様もいる前で芸人さん達に言うことがあります。
『皆さんはお笑い芸人ですが今日はインプロをします。無理に笑いを狙いにいかないで大丈夫です。狙いにいかないでください。』
と言います。私自身はここの台詞が一番好きです。芸人さんはやはり、どこでも笑いを狙いにいこうとしてしまいます、そのことで、即興的な面白さが失われたり、即興でお話共同して作っていく妨げになり、お客様やプレイヤーがげんなりしてしまうのを防ぐ目的がりあります。また自分自身の魅力が消えてしまうこともあります。
若手芸人さんと言えど、ほとんどの方が事務所所属されている方ばかりです。皆さん芸達者でトーク力は折り紙つきでした。私が今まで観たインプロショーの中でもゲームとゲームの間やオープニング、エンディングトークは格別です。笑いが間断なく起きていました。うまくいったゲームでもそうでないものでも、しっかり振り返りながら笑いに変えていき、お客様の疑問点にも笑いを交えながらトークで応えていきます。
すこしまとめると、インプロ初心者の芸人さん達が初めてやるゲームやフォーマットに心臓ドキドキさせながら、緊張感を持ったまま、今まで培ってきたお笑いの技術をトークやキャラクター、面白表現で見せていく。そして、名ファシリテーターの野村くんがしっかり舵取りをし進めていくので安心して見られます。
今回は第一回目の芸人インプロ部を振り返りながら、芸人インプロ部の魅力を少しだけご紹介しました。最後に11月、12月の芸人インプロ部の日程をご紹介します。ご興味ありましたら、是非観に笑いにいらしてください。ご連絡おまちしています。下記アドレスまたはFUNBEST直通までご連絡ください。
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日本即興コメディー協会 横内浩樹
MAIL: improvcomedy.jp@gmail.com
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